あなたの心配・不安にこたえます。くまもとアレルギー相談室 @熊本県アレルギー疾患対策拠点病院

よくある質問

ごま、ピーナッツ、えびの摂取時期について。
園では0歳児クラスでは全部与えずに、かつ誤食が起こらないよう進級の際、保護者に確認後提供していますが、摂取時期が適切であるかも疑問です。
また、しらす干しにえびが入っているので、えびと同等の扱いにしているが、これも疑問です。

摂取時期について、まずは「以前、ピーナッツはあまり提供しない方がよいと聞いたが…」の質問をご参照ください。

日本の離乳食では、ゴマ、エビ、ピーナッツが使われることは少なく、乳児では、アレルギーの有無にかかわらず未摂取の例が多い印象があります。
これらの「給食における提供」は一定数の児が食べている年齢以降で開始したほうが、先生方の仕事を簡素化でき、誤食対策となるかもしれません。

また、保護者が食物アレルギーを疑い、除去食を要する場合、生活管理指導票が必須です。厚生労働省の保育所におけるアレルギー対応ガイドラインでは、未摂取の食品は自宅で食べてから開始することになっておりますし、生活管理指導票にも「未摂取」の選択肢があります。除去の要否や摂取開始は病院と保護者で検討します。
なお、しらすに含まれるエビは注意喚起表示(「市販の菓子の使用について…」の質問を参照)レベルの量です。